「80%の人がダイエットに成功!」って実際どうなの?数字に騙されない人になるために!【統計の基礎】

豆知識
コロ
コロ

ふっふっふ、よく聞く二ャ

なんと、このサプリを飲めば80%の確率で痩せられるのニャ
先生も欲しいかニャ?

サイコロ
サイコロ

本当にそんな効果があるサプリなら欲しいけど、そんなおいしい話があるのかなぁ

この記事では以下のポイントを紹介します
  • よくある「〇〇%の人に効果があります」の見破り方
  • 確率の正しい見方

「〇〇%の人が効果を実感」って信用していいの?

よく、通販番組やネットショッピングで、「80%の人がダイエットに成功しました」や「90%の人が肌の若返りを実感しました」というキャッチフレーズをよく耳にすると思います。

こうしたキャッチフレーズは商品の効果をわかりやすく伝えることができて便利ですが、この数字はどのぐらい信用できるのでしょうか?
「こんなに効果あるなんて、本当なの??」と疑ってしまう時もありますよね

もちろん、ちゃんと効果がある商品もあると思います!
ですが、必ずしもそういった商品ばかりではないので、統計の知識を利用して正しくお買いものができるようになりましょう!

コイントスは本当に表と裏が半分ずつ出る?

さて、本題に入る前にクイズを一問。

Q.コイントスを10回したら表は何回出るでしょうか?

そうですね。5回ですよね!
表と裏のでる確率は等しいので半分の5回表が出る。確率の基本ですね!

でも本当にそうでしょうか?
みなさんお手元の10円玉で試してみてください。ピッタリ5回表が出ますか?

実際に表と裏が出る確率は同じじゃないこともありますよね。時には全部表なんてことも!
確かに、コイントスを100万回ぐらい繰り返せばその割合は限りなく半分に近づくと思いますが、それでも確実に半分とは言い切れません。
ここが確率の難しいところです!

じゃあ本題です。
あるサプリを10人が試してみたところ8人の人がダイエットに成功したとしましょう。
そのサプリは80%の効果があると言えるでしょうか?

もしかしたら、そのサプリは次の10人には全く効果がないかもしれません。
もっと言うと、そのあとの人には全く効果がないかもしれません。
それでも「80%の効果があります!」と言っていいでしょうか?

「それじゃ、確率って全く意味ないじゃないか!!」と思われる方もいるかもしれませんね。
大事なのは数字を正しくみることです!!

数字って信用しちゃいけないの?

それでは、どうやって数字を信用すればいいのでしょう

ポイントは「何回試したか」です!
先程のコインの例でもあるように10回のコイントスでは表と裏の出る確率は半分にならないけど、100万回繰り返せば限りなく半分に近くなりますよね。
このように、ある数字に対して、「それが何回試されたか」をちゃんとみることが大切です。

サプリの例だったら「何人に試したのか」になります。
100万人に試して80万人に効果があったら、なんとなく「効果があった」と言えそうですよね
これを専門用語では「サンプル数」と呼びます。

これからは、「〇〇%の人が効果を実感」っていう宣伝を見かけたら
「これは何人の人に試したんだろう?」と一度立ち止まってみましょう!

でも、実際に100万人に試してるサプリなんてあるのでしょうか?
世の中そんなサプリばっかりではないと思います。

それでは最後に、「何人に試せば効果があるとわかるのか」と言う疑問に答えていきましょう

400人に試してみたらどうなるかな

一般的に言われているのは400回試してみれば、効果がわかると言われています。

400人がサプリを試して、そのうちの80%の人が効果を実感していたら、「80%の人が効果を実感している」と言って良さそうです

ただしここで大事なのは「誤差」!!ここからは難しいので、飛ばしても大丈夫です!!


厳密に言うと、400人に試したデータには誤差が5%ぐらいあると言われています
つまり、ここでは75%-85%ぐらいの人が効果を実感しているという言い方になります。

ちなみにこれが100人になると、誤差は10%ぐらいになって、10人になると誤差は30%ぐらいになります。(厳密には説明が異なりますが、ここでは割愛します!)

さすがに、誤差が30%もあるデータを信じることはできなさそうですよね!
ですが、誤差10%ぐらいならどうでしょう?
ここは感覚によって分かれるところかと思います。

統計的には誤差が10%もあるのはいい印象はないですが、
日常生活だったらこのぐらいの誤差は許容できるような・・・

何より、大事なことはサンプル数があまりにも少ないデータには注意!
(これが一番言いたかった!)

まとめ

「〇〇%の人が効果を実感!」と言うキャッチフレーズを見たときは、一度立ち止まって見ましょう!

そして何人に試して何人に効果があったのかを調べてみましょう。
もしかしたら、パンフレットに書いていないこともあるかもしれませんが、
大事なのは「数字を鵜呑みにしないこと!」

これができれば、もう数字に騙されることは少なくなるでしょう!

※本来統計学は、「検定」「効果量測定」などちゃんとした原理に則って数字を評価しています!
この辺りのお話はまた別の機会に!

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