自分の意見が言えない人へ!職場のコミュニケーションのお助けアイテム!DESC法入門【初めてでもできるアサーション】

ビジネスの心理学
コロ
コロ

職場で自分の意見を言うのはなかなか難しいの二ャ。
先生何かいい方法ないかニャ?

サイコロ
サイコロ

元々日本人は控えめな性格だし、職場で発言することを苦手に感じる人が多いよね。
それじゃ、DESC法という自己主張の方法を勉強してみよう!

この記事はこんな人にオススメです!
  • なかなか自分の意見を主張できない人
  • 「話し方が怖い」と言われてしまう人
  • アサーションを勉強したい人!

みなさんは周りの人に自分の意見をしっかり伝えることができますか?

日常生活のコミュニケーションならまだしも、職場で上司や取引先を相手に自分の意見を主張するのってなかなか難しいですよね。

今回は、そんなビジネスにおける「自己主張」をテーマに勉強していきたいと思います!

自分も相手も満足するコミュニケーション!アサーション入門!

自己主張が苦手な日本人

私たち日本人は、昔から「控えめな性格」と言われています。
確かに、私たちは他人の意見よりも自分の意見を優先することが苦手で、ついつい自分の意見を飲み込んでしまいがちではないでしょうか?

それも日本人の大切な美徳ですが、特に職場においては一人一人が「自分の考えを持つこと」、「それを言葉にすること」が大切です。

そのような背景から最近「アサーション」というコミュニケーション方法が注目されています!

自己主張には3つのタイプがある

アサーションについて説明する前に、自己主張には3つのタイプがあることを説明しておきましょう!
その3つのタイプとは

自己主張の3つのタイプ
  • 攻撃的コミュニケーション
  • 非主張的コミュニケーション
  • アサーティブコミュニケーション

自己主張は大体この3つのタイプに分類されます!
簡単にいうと

攻撃的コミュニケーションとは「相手の気持ちを軽視して自分の気持ちを押し付ける」方法で、自分の意見は通っても、人間関係をギスギスしたものにしてしまいます。

非主張的コミュニケーションとは「自分の気持ちを表現しないで相手を優先する」方法で、日本人に多いです。このコミュニケーションでは、人と付き合うのが億劫になったり、自信が無くなったりしてしまいます。

あなたはどちらに近いでしょうか?
これら2つのコミュニケーションのいいとこ取りをする方法が「アサーティブコミュニケーション」なのです!

アサーティブコミュニケーションという選択肢

アサーティブコミュニケーションは「自分も相手も大切にする」コミュニケーションです。
自分の気持ちや意見を伝えたいときに、その場にあった方法で正直に伝えることを目指します

アサーティブコミュニケーションの詳しい説明はまた別に記事にします!
今日は、その中でもDESC法というコミュニケーションの方法をお伝えします!

コロ
コロ

先生、言いたいことはわかるんだけど二ャ

そんな簡単に自分の言いたいことは言えないのニャ

サイコロ
サイコロ

確かに、「言うは易し」だね!

それじゃ、次は具体的な方法をレクチャーしよう!

DESC法で正しい自己主張!

DESC法とは?

DESC法とは、誰かに対して意見をいう時や、会議の場で自分の考えを述べるときに有効なコミュニケーションの方法です!

自分の意見を伝えるときに4つのステップを踏むことで、相手を尊重しながら自分の言いたいことを伝えることができます!

私たち日本人は、大勢の人がいる場面では自分の意見をいうことが苦手だと言われています。
しかし、最近では多くの企業が、会議やミーティングに参加するメンバーを減らしたり、不要な会議を無くしたりする傾向にあります。

このような状況下では、私たち一人一人が積極的に意見や考えを述べて、会議・ミーティングをより良いものにしていくことが大切です!

海外では、「意見を言わなければ会議に出ている意味がない」なんて言われることもあるそうです。

それでは、DESC法について説明していきましょう。

DESC法の4ステップ

DESC法は4つのステップからなって、各ステップの頭文字を取ってDESCと呼ばれています

DESC法のステップ
  1. 事実を描写する(Describe)
  2. 自分の気持ちを説明する(Express)
  3. 提案する(Specify)
  4. 選択する(Choose)

一つずつポイントを説明していきましょう

DESC法では、いきなり自分の意見を述べるのではなく、事実を伝えることから始まります。
まず初めに、周囲の状況や意見を伝える相手の行動など、客観的な情報を伝えることが大切です。

ここで注意して欲しいのは、相手の態度や自分の気持ちなど主観的な情報は伝えないようにしましょう。

次に、自分の気持ちを説明します
自分が相手の言動や周囲の状況に対して、自分がどう感じているかを伝えます。
反対意見だけではなく、相手に共感する場合もここで伝えてあげましょう。

ポイントは、できるだけ感情的にならないことです!

3番目に、周囲・相手に望むことや、自分の意見を提案します。
ここでようやく自分の意見を述べるのです。

そして、最後に、その提案が叶った時にどんな結果になるかを説明しましょう。
また、自分の提案が叶わなかったときのために代わりの案も一緒に考えておきましょう

自分の意見だけ伝えてしまっては、それこそ独りよがりのコミュニケーションになってしまいますよね。

このように、状況の描写から始めて意見を提案するまでの一連の流れをDESC法と呼びます!

それでは、次は具体的な事例を使って、もう少しDESC法を勉強していきましょう。

DESC法の活用例

「会議で相手に大きな声で話してほしい」というシーンを例に、一つずつ説明していきましょう!

まず、事実の描写です。自分や相手の気持ちではなく純粋な事実を伝えます。
「少し声が小さいようです」

その次に自分の気持ちを説明します。ここで感情的にならないように注意!
「せっかくなのに聞き取りづらくて少し残念です」

その後、こちらから相手にもとめる提案をしてみましょう
「もう少し大きな声で話していただけませんか?」

最後に、その提案をした場合の結果と、そうならなかった時の代わりの案を伝えましょう
「そうすると聞き取りやすくなり会議もスムーズに進みます」
「もし難しいようならもう少しだけ近づいて話していただけませんか?」

このような順番で自分の気持ちを表現することで、お互いに嫌な思いをすることなく
相手に意見することができます。

ポイントは、「周囲の状況の説明」→「自分の気持ち」→「意見の提案や代わりの案の提案」の順番です!

※もちろん、今回はわかりやすいように大袈裟な表現をしています!
実際に使用する場合はもう少しくだけた表現に変えてもいいと思います

今日はここまで!最後まで読んでくださってありがとうございました!
DESC法を使って、皆さんも気持ちよく自己主張ができるようになりましょう!

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